落ちぶれた手塚治虫



コージィ城倉の漫画「チェイサー」は
架空の漫画家・海徳から見た手塚治虫の物語である。

マンガの神様と呼ばれ、
複数抱える連載マンガはどれも人気絶頂、
アニメも高視聴率だった手塚治虫だが
「チェイサー」5巻では
その手塚治虫の人気も下降線となり
落ちぶれていく様子を描いている。

「少年ジャンプ」も創刊され
手塚の描く少年漫画は
時代から取り残されていく。

大物であるがゆえにムゲにも扱えず
新連載をさせても全く人気が出ずに
すぐ打ち切りになるという繰り返し。
出版界の厄介者となってく様を丁寧に描いているのだ。

当時を知らない僕は
話としては聞いていたけど
改めて当時の状況がよく解った。

マンガファンにとって
「チェイサー」は、本当に大傑作である。


ただし、手塚ファンなら知っているように
このあと、手塚治虫は
「ブラックジャック」で
奇跡の大復活を果たすのである。

その話は6巻へと続くのだが
…ああ楽しみだなぁ。

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銀翼のイカロス




半沢直樹シリーズ4弾も
エアロバイクしながらイッキに読んだ。

もちろん、圧倒的に面白かったけど
個人的には前作の方が好きかもなぁ…。
(ネタバレになっちゃうけど
 タスクフォースの面々も
 コテンパンにして欲しかったんだよね)

そろそろドラマも続編やっていい頃だし
小説もこの「銀翼のイカロス」が
2013年に書かれて以来止まっている。
小説も続き書いて欲しいなぁ。




ところで…
これは小説を読む前からずっと思ってたんだけど、
読んで更に思いが強まった。

1が「オレたちバブル入行組」
2が「オレたち花のバブル組」
3が「ロスジェネの逆襲」

ハッキリ言って
タイトル、ダサくない?


3冊目までは「オレバブシリーズ」なんて
呼ばれてたそうだ…。
「オレバブ」…って。
それでゴーサインを出した
出版社のセンスの酷さには言葉も出ない。

半沢直樹を知らない人が
このタイトルを本屋で見ても
絶対手にすら取らない自信がある。
目にすら止まらないと思う。

ちなみに、ロスジェネとは、
ロストジェネレーションのこと。
バブル崩壊以降の就職氷河期世代のことで
僕もその世代の一人だ。
なので共感できる部分はあるけれど
そこにこの作品の面白さは感じていない。
世代論は、メインテーマではないと思う。

そういった意味で
「銀翼のイカロス」になって
ようやく世代論から解き放たれて
タイトルもスマートになった。

ドラマに合わせて
「半沢直樹シリーズ」とシリーズ名も改めた。

気付くのが遅いよ(笑)。

半沢直樹

僕はスポーツジムにかれこれ10年くらい
ほぼ毎日通っている。

こんなふうに書くと
「出来る男」みたいな感じだが
実際はそんなカッコよい話ではない。
常に体重維持との戦いである。

ジムでは、ランニングやバイクでの
有酸素運動を行うのが日課だが
これがとにかく苦痛でしかない。

一応、マシンにはテレビがついていて
好きな番組を見ながら運動出来るのだが
本当に好きな番組は録画してるので
ちゃんと見たいし、
絶対みたい番組でもないけど、
それなりに楽しんで見れる番組なんて
そうそうないのである。

プロ野球が地上波でやってる時代は
まだ良かったのだけど…。


そこで本を読もうと考えた。
エアロバイクなら本を読みながらでも出来る。
そう考えた時に「ロスジェネの逆襲」が
本棚にあることを思い出した。



「ロスジェネの逆襲」とは
半沢直樹シリーズの第3弾である。
ドラマ化されたのは、1と2なので
その続きを描いている。


これは昨年、北欧を旅行した時に
空き時間に読もうと思って購入したのだが
旅行中は「ロクヨン」を
ひたすら読むことに追われることになった。


結局、「ロクヨン」は帰りのドイツの空港で読み終わり
そのまま処分してしまったのだが
「ロスジェネ~」は一度も開かれることもなく
北欧の旅のお供をした挙句に
家の本棚に置かれることになっていた。


で、その「ロスジェネの逆襲」を読みながら
エアロバイクをしてみたのである。

「ロスジェネの逆襲」、メチャ面白いじゃん!!

1時間(ジムでは1人1時間と決められている)が
あっという間に過ぎてしまう。
あれだけ苦痛だった有酸素運動が
何の苦もなく出来てしまう。

続きが気になって、気になって仕方ないが
かといって、家で続きを読んでしまっては
そもそもの目的と変わってしまうため
そこはグッとこらえて
ジムの1時間だけに絞って
ゆっくり味わうように読んだ。

この5日間、毎日ジムに行くのが
楽しくて仕方なかった。

そして今日、読み終わったのである。
なんという充実感。
そして幸福感。
…と同時に、読み終わってしまった空洞感。


しかし、幸いにも
まだ半沢直樹には続きがある。
明日からは「銀翼のイカロス」だ。
(もう買っちゃった)




ああ、楽しみだなぁ。

「プレイボール2」の1巻出てますよ

今年に入ってなぜか無性に
ちばあきおの「キャプテン」が読みたくなり
1巻から、1日1冊くらいのペースで
全て出して読み始めたいた。

さらにその流れで「プレイボール」も読んだのだが
まさかのその読み切ったタイミングで
「プレイボール2」が発表になった。

これはもう神様から、もう一度読んでおけと
言われたようなモンでしょ(笑)。


さて、その1巻が先日発売になった。
作品の方は雑誌でも読んでいたのだが
改めてイッキに読むと
あの世界の続きが読めることの
不思議と幸せでいっぱいだ。

40年前の「プレイボール」は
ラストで全国との差を
まざまざと見せつけられたところで
物語は終わっている。

今回のテーマはその全国との差を
谷口達がどうやって埋めていくのかにある。

「キャプテン」と言えば
努力、努力、ひたすら努力のマンガなのだけど
それだけでは全国へは及ばないことも
谷口は気付いた。

一段階、成長した谷口達の全国への戦いを
楽しんでいきたい。

ワンダーラビットガール7巻


友人でもある廣瀬ゆいさんの漫画
「ワンダーラビットガール」。
最終巻となる7巻が8/4発売です。

廣瀬ゆいにとって初連載となった今作。
無事に最後までたどり着きました。
いろいろあった謎が
全て見事に解決する展開となってます。


連載当初はコミック3~4巻を想定して
進めていたと聞いたので
7巻までこれれば上出来でしょう。

良かったら、手に取って下さい。



ワンダーラビットガール 6



今回は、友人の新刊が発売するので
宣伝です。

ジャンプスクエアで連載中の
「ワンダーラビットガール」6巻が
4/4に発売されます。

ずっと謎されていた
ワンダーラビットガールの正体に迫り、
更なるステージへと物語は進んでいきます。

相変わらず、アホらしもあり
エロもありなので
興味のある方はぜひ一読下さい。

まんが道大解剖

先日、発売したばかりの「まんが道大解剖」。



漫画好きのバイブルというべき藤子A先生の
『まんが道』『愛…しりそめし頃に… 』を
徹底解剖した本である。

なぜに今頃、この本が?
…と思わずにはいられないが
ファンにとっては大満足の一冊となっている。




また、「まんが道」は1986年と1987年に
NHKでドラマ化もされている。

僕は、DVDも持っているくらい
このドラマも大好きだった。



このドラマのキャストも凄くて
見ての通り、よくわからない豪華さだ。

江守徹、河島英五、伊東四朗、水前寺清子、
高木美保、森高千里、鈴木保奈美、
北村総一朗、高田純次、段田安則、
吉幾三、蟹江敬三、イッセー尾形。


森高千里、鈴木保奈美なんかは
デビュー間もない全くの無名時代で
間違いなく、この時にしか
実現しなかったメンバーといえる。

そしてこの本には、主演の二人を演じた
竹本孝之、長江健次が
当時の思い出を語ったインタビューも
掲載されており
知らなかった秘話も読めて
文句なしの内容となっている。

「キャプテン」の続編

「キャプテン」の続編


故ちばあきお氏の名作野球漫画
「キャプテン」が38年ぶりに復活する。




実際に「キャプテン」には
「プレイボール」という続編がある。
「キャプテン」が主人公・谷口の中学時代を描き
「プレイボール」では高校時代を描いている。

「プレイボール」では谷口が3年生に進学し
全国レベルの壁に打ちのめされたところで終わっており
今回の続編はこの3年の最後の夏を
描くのだと思う。


作画、物語ともコージィ城倉が担当。

コージィ城倉といえば最近では「グラゼニ」が
話題になったけど(森高夕次名義)
代表作といえば「おれはキャプテン」で
これは「キャプテン」をオマージュした
野球漫画なのである。



何がどうなって、
こんなことになったのか解らないが、
ちばあきおもコージィ城倉も
大好きなマンガ家なので
そんな二人の時代を超えたコラボは
楽しみしかない。


時代を超えたコラボといえば
鉄腕アトムの「地上最大のロボット」を
浦沢直樹がリメイクした「PLUTO」もあるが
こちらはあくまでも
浦沢の新解釈によるリメイクなので
続編とは違う。



続編で言うなら、ドラゴンボールの続編を描いた
「ドラゴンボール超」もあるが
こちらは原作を鳥山明がやっているため
完全な第三者の続編でもない。



こんな人気作家同志の続編なんて
あまり聞いたことないな…。
いやぁ、ワクワクする。

「江川と西本」4巻

漫画「江川と西本」は
タイトルのように、プロ野球選手の
江川卓と西本聖の物語である。


4巻では、江川の「空白の一日事件」について
描かれている。


当時の野球協約では、ドラフト会議で交渉権を得た球団が
その選手と交渉できるのは、
翌年のドラフト会議の前々日まで…と記されていた。

「前々日」とドラフト会議日の間の1日が
「空白の一日」である。

この「空白の一日」に、ジャイアンツと江川卓が
勝手に契約を結んでしまったことが
この事件である。


ジャイアンツ側の主張としては
この「空白の一日」には、
前年のドラフト交渉権はないのだから
契約するのは自由である…ってこと。

野球協約のスキを付いた作戦だったが
これがファンから大ヒンシュクを買うことになった。


僕は世代的にこの事件のことを
ちゃんと解っていなかったのだが
4巻を読むことで
それぞれの立場から関係者がどんな思いで
この事件を見ていたかが丁寧に描かれていて
とても面白かった。

この事件のおかげで江川は、完全なる超悪役として
プロ野球人生を歩むことになってしまうのだが
江川自身がこの契約を提案したワケでも
望んだワケでもない。
江川が巨人に行きたかっただけなのである。
悪いのは巨人の首脳陣で
江川もそれに巻き込まれた被害者なのだ。



そして、この事件は
小林繁との電撃トレードへと進むワケだが
その辺りは5巻で描かれることになる。

楽しみだなぁ。

「チェイサー」4巻

僕がここ3年くらいで
最も新刊の発売が待ち遠しい漫画「チェイサー」。
その4巻です。

今回も期待通りの面白さでした。
そのウチ、ドラマ化もありそう(地味だけど…)。




「チェイサー」を知らない方のために…。

物語は、昭和30年代前半から始まる。

「チェイサー」は、“漫画の神様”手塚治虫と
その手塚を意識しまっくてるマンガ家の物語。

主人公の手塚を意識しまっくてるマンガ家・海徳光市は、
もちろんフィクションなんだけど
彼の目線で手塚治虫というマンガ家の凄さが
語られる…と同時に
当時の漫画の時代背景もしっかり描かれていくのが
このマンガの面白さでもある。

ただ、4巻では
ずっと絶頂をひた走っていた手塚治虫が
アニメも打ち切られ、連載も不調。
次第に漫画界の端に追いやられていく。
手塚の焦りをヒシヒシと感じてしまう。

そんな中、いよいよ「少年ジャンプ」も創刊…。




ちなみに、失敗作とされている
「W3」と「バンパイヤ」なんだけど
僕は大好きな作品。
手塚ベスト5なら必ず二つとも入れてしまう。


上手くいかなかったのは
スポ根ブームの時代に合わなかっただけの気がするなぁ。




ちなみに、一番好きなのは「アドルフに告ぐ」。



プロフィール

なぎたけ

Author:なぎたけ
4月27日生まれ。
千葉出身。

飼い猫の名は、
板東ツナ三郎&ウメ。

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