映画「祈りの幕が下りる時」

東野圭吾の加賀恭一郎シリーズは
全部で10作あるのだが
「新参者」以降の3作は日本橋を舞台にしている。

「祈りの幕が下りる時」は
その日本橋編の完結編というべき作品である。

なぜ加賀が日本橋にいるのか
そして、母親の失踪の謎まで…
日本橋という場所を効果的に使った
ストーリー展開は
見事としかいいようがない。

絡み合った物語が気持ちいいくらい
見事に着地するラストは圧巻だが
同時に日本橋での役目が終わったことも意味して
淋しい気持ちにもなった。


「新参者」シリーズは今回で完結だが
それはあくまで、日本橋編が終わっただけで
加賀恭一郎シリーズはまだまだ続くのだと信じている。

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「GAMBA」は古沢良太版ピクサー映画だ

お正月にMXテレビで放送された
「GAMBA ガンバと仲間たち」を見た。


「ガンバの冒険」は1975年に放送されていた
テレビアニメである。


原作は、斎藤惇夫の児童文学
「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」。


巨大白イタチのノロイを倒すため
ガンバたち7匹のネズミが冒険をする物語だ。

それが、2015年にCGアニメとして
リメイクされたのが「GAMBA ガンバと仲間たち」。

僕ら世代は、子供の頃
何度となく再放送される「ガンバの冒険」に
心躍らせワクワクしながら育ったモノだ。
2015年版の脚本を担当した古沢良太もその一人。

子供の頃、「ガンバの冒険」で熱くなった想いを
ちゃんと汲んでいる上に
更にもう一段階ステップアップした作品に仕上げている。

仲間たちがチカラを合わせてノロイに立ち向かい
最後までハラハラさせるストーリー展開は
まるで「ファインディングニモ」や
「トイストーリー」等のピクサー映画を
彷彿とさせる。

「GAMBA」は古沢良太版ピクサー映画なのだ。



更に、オールドファンを
嬉しくさせてくれたのが野沢雅子の出演だ。

野沢雅子は、テレビアニメでは
主人公のガンバを演じていたのだが
今回の映画では、ガンバ達を助ける
オオミズナギドリのツブリとして出演している。
オールドファンにとっては
ここも大きな見所だよ。



探偵はBARにいる3

映画「探偵はBARにいる3」。
4年ぶりのシリーズ第3弾だ。

3作とも映画館で見ているが
今回が一番好きな作品かもしれない。
当然、4も期待してしまう。

この映画は、大泉洋・松田龍平のW主演
…ということになっているけど
実質的な主役は大泉洋で、
物語を引っ張るのも大泉だ。

どれだけの人に認知されているか解らないが
大泉洋はとても上手い役者だと思う。

演技の幅がとてつもなく広い。
それでいて大泉洋にしか出来ない
オリジナリティの強い演技が出来る。
どんな役もナチュラルでかつ
魅力的な人物にしてしまうのだ。

「魅力的に演じる」というのが
とても大事な要素で
ただ上手いだけの役者はいくらでもいる。
魅力的に出来るからこそ
主役という選ばれしポジションに立てるのだ。

松田龍平も上手いし、オリジナリティもあるのだが
彼の場合、役の幅が極端に狭い。
毎回、同じような役柄になってしまう。
それが良さでもあるし、弱点でもある。

ヒロインの北川景子もとても良かった。
切なくて淋しげなヒロインを
カッコよく演じていた。
北川景子の演技は、今まであまり評価してなかったが
今回の役はすごく良かった。




ところで…結局、古沢良太の2017年は
「ミックス。」と「探偵はBARにいる3」だけだった。
何か大作でも控えているのかな?
ファンとしては、そろそろドラマ見たいよ。


映画「ミックス」

「ミックス」は、僕にとって
ガッキーと瑛太の映画というより
古沢良太の新作である。

今年はドラマもなかったしなぁ…。


「ミックス」とは
卓球のミックスダブルスのことだ。

ガッキーと瑛太が
卓球のダブルスで優勝を目指すという
見る前から想像していた通りの
とても解りやすい話だ。

個性豊かな登場人物たちが次々と登場して
友情があって、ラブがあって、
努力そして勝利って感じで
とても楽しく物語は進んでいく。

古沢良太の新作としては
物足りなさもあるけれど…。
まぁ楽しく見れたかな。

映画「アウトレイジ 最終章」

映画「アウトレイジ 最終章」を見てきた。
付き合いで観に行ったものの
過去の「アウトレイジ」見たことなかいんだよ(笑)。

だから、よく解らないところもあったんだけど
それなりに楽しめた。


ただ、ビートたけしの演技ってどうなの?
と、ちょっと思ってしまった。

演技っていうか、そのまんまな感じで
あんまり迫力もなくて
ムリして頑張ってるおじいちゃんみたい。

いう事聞かないおじいちゃんに
掻き回されて「やれやれ」みたいな話に見えてきた。



あと市川(大森南朋)がよく解らなくて…。
市川は最終章から登場した人物なんだよね?

大友(ビートたけし)との関係性というか
大友が市川を信頼してるのが
すごく不思議で…。
深い関係性がわかるようなエピソードでもあれば
良かったんだけど。


それでも、全体的にテンポも良くて
楽しめたと思う。
今更ながらだけど
これから、前作を振り返っていこうかな。


映画「三度目の殺人」

被告人が役所広司みたいな演技派だったら
弁護士も騙されちゃうね(笑)。


是枝裕和監督の「三度目の殺人」。

タイトルに「殺人」とあるけど
ミステリーではありません。

「真犯人はこいつだ!」みたいな展開を望むなら、
「名探偵コナン」を見た方がいい。
「三度目の殺人」はそういう作品ではないのだ。


僕は観終わった時のモヤモヤは、ほぼなかった。
割と自分の中で消化出来たから…。

是枝監督は、弁護士から
「法廷は別に真実を究明する場所ではない」
「利害調整をする場所」と言われたそうだ。

事件に関わる全ての人の利害を聞いて
落としどころを探る場所。
それが裁判である。

そんな感じで物語も進んでいくのだけど
あることから突然、三隅(役所広司)が供述を覆す。

三隅はそれまでも、発言がコロコロ変わるのだが
それはある事実を隠しているから…。

そして、重盛(福山雅治)も、三隅も、
殺された山中も、みんな娘を持つ父親であることも
意味があると僕は思った。



是枝監督が仮で作ったコピー。
「一度目はケダモノが、二度目は人間が殺した
  三度目の殺人」

ここに答えはある気がした。

カーズ/クロスロード

映画「カーズ」の3作目である。

原題は、「Cars 3」なのであるが
日本版タイトルにはナンバリングが消え
「カーズ/クロスロード」となっている。

観客動員を増やすための戦略なのか
最近、こういうの増えてるが
あとあと、何作目なのか解りづらくて
ダメな傾向である。


カーズの「1」が公開されたのは2006年で
もう11年も前の話になる。
僕は正直、「1」が全然好きじゃない。
車にもレースにも関心がないせいかもしれない。


ところが、2011年公開の「2」では
一転してスパイ映画となったおかげで
俄然面白くなった。


この流れならもっと続編作れるじゃん
…と思ったが、今回の「3」では
原点回帰ともいえるレース主体の物語に
シフトを戻している。

結果、「2」がスピンオフみたいになっちゃって
「1」の続きが「3」という感じ。



さて「3」は、ベテランとなったマックイーンが
若手たちの突き上げを食らう話である。

どこの世界でも、新旧世代間での戦いはある。
逆に世代交代が行われなければ
その業界は終わってしまうわけだから
それはあるべき正しい姿だ。
それでも、いざ自分に振り掛かってきた時に
認めたくない現実があるのも確か。

そんな中で、引退を掛けて
もがき苦しんだマックイーンが
辿りついたゴールは…という物語になる。

これでシリーズは終わるんだろうけど
僕は、これ以上ない最高の終わり方だったと思う。
レースに興味のない僕も楽しく見れた。




マックイーンの再起をサポートするトレーナーを
松岡茉優が熱演している。
更に、新世代ルーキーの嫌な感じは
オリラジ藤森慎吾が気持ちよく演じている。
二人ともナイスキャスティングだ。

メアリと魔女の花

2014年末にスタジオジブリを退社した(解雇された?)
米林宏昌監督とスタッフたちが制作した「メアリと魔女の花」。

米林監督がジブリの呪縛を解かれて
どんな作品を作るのかと注目したが
とても残念な内容だった。

まず、そもそもだが
「借りぐらしのアリエッティ」、「思い出のマーニー」と
同じく、今作も海外の作品を原作としている。
せっかくの新たなスタートなのだから
オリジナルで勝負して欲しかったなぁ。

また、内容も過去の宮崎作品のどこかで
見たようなシーンばかりをつなぎ合わせてる感じ…。
ジブリの呪縛を解かれるどころか
ジブリにしがみつくしか出来ないのかと…。

原作モノで、宮崎作品の引用シーンばかりでは、
米林監督が表現したかったことって何もないの?
クリエーターとしてどうなの?
…と思わずにいられない。

優秀な監督が次々現れるアニメ業界において
今までジブリブランドで守られてきただけの
米林作品では今後は難しいだろうなぁ。
鈴木Pがジブリを解体した理由も納得である。


2015年4月にスタジオポノックを設立して
わずか2年でここまで上映まで持ってきたパワーは
唯一褒められる点だが
同時に、米林宏昌の限界も明確に見えてしまった。

スタジオポノックが今後も
作品を作り続けていくのか解らないが
せっかくのジブリの技術を
上手く存続させていって欲しいよ。

祈りの幕が下りる時

加賀恭一郎シリーズの映画第2弾
「祈りの幕が下りる時」が発表になった。

2010年4月より阿部寛が加賀を演じた
連ドラ「新参者」としてスタートしたシリーズ。

「赤い指」、「眠りの森」の2本のSPドラマと
映画「麒麟の翼」が制作されている。

シリーズ完結となる今作は
人形町を舞台に、
加賀がなぜ「新参者」になったのかが描かれる。


監督は福澤克雄。
ドラマ「小さな巨人」が終わる同時に
映画を撮ってるようだったので
なんだろうと思っていたらコレだった。

まぁ映画もいいけど
最後はドラマで終わって欲しかったかな…。

モアナと伝説の海

ディズニーらしい
よく出来た楽しい作品だった。

解りやすい物語で
テンポも良く、アクションも心地いいし
歌もいい。
近年のディズニー作品は
安心して見てられるね。

宮崎駿作品へのオマージュも
随所に感じられた。


僕は吹替え版で観たのだけど
屋比久知奈のモアナも良かったし
マウイを演じた尾上松也も良かった。
二人とも声優初挑戦なのかは知らないけど
とても良かった。

特に歌舞伎の尾上松也は
声も合ってるし、歌も上手いし
良い意味でとても意外だった。
どういう理由で彼が起用されたのか
解らないがナイスチョイスだ。

プロフィール

なぎたけ

Author:なぎたけ
4月27日生まれ。
千葉出身。

飼い猫の名は、
板東ツナ三郎&ウメ。

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