モアナと伝説の海

ディズニーらしい
よく出来た楽しい作品だった。

解りやすい物語で
テンポも良く、アクションも心地いいし
歌もいい。
近年のディズニー作品は
安心して見てられるね。

宮崎駿作品へのオマージュも
随所に感じられた。


僕は吹替え版で観たのだけど
屋比久知奈のモアナも良かったし
マウイを演じた尾上松也も良かった。
二人とも声優初挑戦なのかは知らないけど
とても良かった。

特に歌舞伎の尾上松也は
声も合ってるし、歌も上手いし
良い意味でとても意外だった。
どういう理由で彼が起用されたのか
解らないがナイスチョイスだ。
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第40回日本アカデミー賞

第40回日本アカデミー賞は「シン・ゴジラ」が
最優秀作品賞を含む最多7冠に輝いた。

とても打倒な結果だと思うけど
他が弱すぎたよね。
「怪獣映画でいいのか」という声も
あったかと思うけど
圧倒的に面白かったのだから当然だよ。
そこは評価するべきだと思う。

佐藤浩市が最優秀主演男優賞をとった
『64-ロクヨン』は、映画としてもイマイチだったし
制作もTBSだしね。

日テレの映画がなかったのも
「シン・ゴジラ」が取れた要因だと思う。


嬉しかったのは最優秀アニメーション作品賞に
「この世界の片隅に」が選ばれたこと。

興行的に考えたら「君の名は。」に
してしまいそうだけど
内容を評価されて良かった。
でも本来なら、アニメではなく
作品賞にノミネートして欲しかったなぁ。



個人的には「リップヴァンウィンクルの花嫁」で
黒木華が主演女優賞としてノミネートしてたのが
良かった。
この映画はもっと評価されて欲しい作品だけどね。

宮崎駿が新作長編アニメ製作準備へ

スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが
宮崎駿が新作長編の準備に入ったと明らかにした。
鈴木Pのいつものリップサービスな感もあるが…。


宮崎駿は2013年に
長編アニメから引退発表をしている。

当時から「いつものように、すぐに撤回する」と
言われていたものの、当時で72歳。
現在は76歳で、やりたいからといって
…すぐ出来るワケでもいかないだろう。
「引退」とか言う以前にもう無理だろうと思ってた。

宮崎駿は連載漫画のように
絵コンテをコツコツ描いていくスタイルで
どんな物語なのかは宮崎本人にしか解らない。

実写映画のように、スタッフが全部やってくれて
カメラの横に座って「はい、カット!」だけ言ってるような
名前だけの監督というワケはにいかないのだ。

去年の「君の名は」に刺激を受けたのかもしれないが
76歳から始めるには、なかなかリスキーである。

しかもスタジオジブリは、既に解体しており
在籍している制作スタッフは居ない状態。
これから準備して、4~5年掛けて作るとなると
80歳になっちゃうじゃん。
ホントかよ…。

…とはいえ、作って貰えるなら
頑張って欲しいと思うのも正直なところなんだよなぁ。

SWファンでない「フォースの覚醒」

昨年公開された
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を見た。

僕は、SW世代ではないので
公開時のことなんて知らなくて
20歳くらいの頃に
エピソード4~6をまとめた見た。

見た時の感想は、「なんて退屈な映画だ」だった…。

ワクワク感も、スッキリするような爽快感もない。
ダラダラと中身の無い話を
チンタラやってんなぁ
…というのが僕の当時の感想だった。

SW公開の度に行われるファンのお祭りは
ハロウィーンみたいなモンで
よく知らないけど
なんでもいいから騒ぎたいだけなんでしょ?
…くらいに思ってる。

とはいえ、本格的なSF映画というものが
まだ存在していなかった公開当時(70年代)に
SWに衝撃を受け、興奮したのは解る。

そういう時代背景と自身の体験が
作り上げる効果については否定しない。

でも、その世代ではない人達って
本当に心から面白いと思っているの?


まぁそんな感じなので、
その後に制作された
エピソード1~3は見ていない。

そんな中で20年ぶりくらいに見た
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」である。

もう、エピソード4~6については
記憶もおぼろげではあるのだけど
少なくとも4~6に比べたら
かなり面白く見ることは出来た。

テンポも良いし、しっかりと見せ場もあって
ヒット映画の方程式に乗っ取って
作られていると思った。
観客を楽しませようという心意気は伝わる。

でも、やっぱりこれって
ファンのための映画なんだよね。
ファンでない僕には、
よく解らないことだらけ…。


まず、根本的なことなんだけど
「スター・ウォーズ」っていうタイトルから
僕は宇宙を舞台とした
「戦争」の映画なんだと思ってたんだよね。

「戦争」とは、それぞれに正義があって
自分自身が信じてる正義のために戦うこと。
でも「スター・ウォーズ」って、完全に「正義」対「悪」だよね?

ダーク・ジェダイになった人は
ファースト・オーダー(銀河帝国軍)に
入ります…という解りやすい構図…。

そもそも「ジェダイ」ってなんなの?
素人には「ジェダイ」の定義もよく解らない。

ルークは、「最後のジェダイ騎士」とか言ってるけど
なんで最後なの?
成り手が居ないの?
ジェダイって需要のない伝統芸能みたいな感じなの?
「フォース」使える人はみんな
ダーク側に行っちゃうの?

ルークにしたって
教え子だったハン・ソロの子供が
グレちゃったショックで引き籠っちゃった
…ってなんだそりゃ?
最後のジェダイ騎士なのに、メンタル弱くない?

その癖、しっかりと地図は置いていって
「探しに来て~」みたいな感じだし…。
ファースト・オーダーもこんな奴、探す必要ある?

あと、30年くらい過ぎてるのに
ストームトルーパーは相変わらずの戦闘服だし
未だにXウイングに乗ってるって
21世紀に黒電話使ってるくらいの感覚だよ。


とにかく、いろいろ解らないことだらけで
僕には難しいよ。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

岩井俊二の「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」が
アニメ映画として来年公開されることが発表になった。

「打ち上げ花火~」は元々は
1993年のフジテレビのドラマ
「If もしも」の中の1エピソードである。

「If もしも」は、「世にも奇妙な物語」のヒットを
引き継いだオムニバスドラマで
1話の中に分岐点が存在し、
そこから枝分かれした2つのストーリーを描くドラマだった。

「世にも奇妙な物語」ほど世間には受け入れられずに
あっさり終わったのだけど
「打ち上げ花火~」は高評価を受け
岩井俊二は日本映画監督協会新人賞を受賞した。

更に1995年には、再編集されて
映画として劇場公開もされた。

僕も大好きな作品でDVDも持っている。



そんな作品がアニメ映画となるワケなのだけど
どうせやるなら岩井俊二にやって欲しかったなぁ。
あの岩井作品独特の空気感、世界観は
岩井監督にしか作れない。

なんとなく、それっぽい作品を作られてもね…。

この世界の片隅に

片渕須直監督の前作
「マイマイ新子と千年の魔法」から
まさか7年も待たされることになるとは
思わなかったなぁ。


そんな、待ちに待った映画「この世界の片隅に」。
でも、待ったかいのあるいい作品だった。

僕は21時半のレイトショーで観たのだけど
席は完売で、パンフも売り切れ。
公開初日とはいえ、21時台で
映画館が満席になるなんて、なかなかない。
「アナ雪」も初日に観に行ったけど
パラパラ空席あったもんね。

「この世界の片隅に」は
戦時中の普通の日常を普通に描いた映画。
むりやりドラマチックにしてるワケでもないし
泣かせよう的な話でもない。
あくまで、普通を普通に
そして淡々と描いているのだ。

…にも関わらず観終わった後に
心にズーンと響く余韻。

のん(能年玲奈)の声もとても良くて
のんびりとした主人公そのものだった。

ただ、言葉が呉の方言なので
ちゃんと聞いてないとスッと耳に入ってこない。
小さい子供だとちょっと厳しいかもしれない。

とはいえ、たくさんの人に見た貰いたい
素晴らしい作品であるのは間違いない。
「君の名は。」もいいんだけど
ぜひこっちにも目を向けて欲しいね。

そして、興行的には
そこそこでもいいので成功して
片渕須直とのんが
次のステージに羽ばたいて行けたらいいなぁ。

君の名は。

映画「君の名は。」、やっと観た。

来週はいよいよ「この世界の片隅に」なんで
その前には…ということで観に行ってきた。

今日現在で、日本映画の歴代興行成績で9位にまで
上り詰めているこの作品であるが
そもそも、この上位に入ってる作品に
名作と呼べる作品は一本もない。

千と千尋~、アナ雪、ハリーポッター、踊る~…。
まぁどれも「はぁ?」…って感じの作品なので
「君の名は。」にしても
十代が騒いでるだけのスカスカ映画なんじゃないの
…くらいの期待で観た。


でも、すごく良かったなぁ。

入れ替わりモノ…ってだけで
簡単に片づけてる人もいるけど
そんな単純な内容ではないよ。

いい年したオッサンが
キュンキュンするなんて言いたくはないけど
そんな十代の頃のドキドキを
思い出してしまう作品だった。

大人の僕が良かったと思うのだから
そりゃ、実際の十代はガッツリ掴まれてしまうよね。
納得した。


あと前半で、なぜか岩井俊二の「Love letter」を
思い出してしまって
なんでだろう?…と思ってたら
スタッフロールに岩井俊二の名前が出てきた。

調べてみたら
新海監督は、岩井作品に
大きく影響を受けてるらしくて
空気感が似ていたのはそのせいなのかなぁ。


宮崎駿の後継者は、細田守なんて言われてたけど
ここに来て大逆転された上に
大きく差が出来ちゃったよ。

そして来週は、片渕須直の
「この世界の片隅に」。

楽しみだなぁ。

金メダル男

内村光良の監督、脚本、主演の映画「金メダル男」。
2011年に上演した内村の一人舞台
「東京オリンピック生まれの男」を
ベースとした作品である。

僕は舞台版も観に行ってるし
この映画自体にもエキストラとしても参加したので、
とても親近感のある作品だ。


内容は、1等賞を取ることだけを
ひたすら求めてしまった男の話。
「人生は上手くいかないことばかりだけど
 無駄なことなんて一つもない」というのが
映画で伝えたいことだと思うけど
20代くらいの若い人には
ピンと来ないかもしんない。

生きてるといろいろあるけど
だから人生って面白いよね。


映画は、ウッチャンらしい温かいコメディなんだけど
僕は一人舞台を観てて話も知ってたので
それがどう映画として
どう上手く変換出来たかを期待してた。
でも一人舞台が完成度高過ぎて
映画はそれに負けちゃったという印象だね。

楽しい作品ではあるけど
映画向けではなかったのかなぁ。

シン・ゴジラ

ようやくゴジラ見れました。

かなり面白かった。
これと比べたら、ハリウッド版ゴジラは
ホントに幼稚で薄っぺらだったな…。

脚本が見事なんだよね。
ゴジラの出現にあたふたする政府は
日本らしくてリアリティがある。
政府のやり取りは原発事故を思い出させるが
最後のゴジラとの戦いについては
ちょっとカッコ良すぎるなぁと思った。
日本の政府・官僚にあんな思い切ったことの出来る
実行力はないんじゃないのかなぁ。
結局、アメリカ頼みで終わっちゃうと思うけど…
まぁ日本の映画なんでね。

とにかく、この映画を作り上げたパワーに感服。
オールドファンを納得させながら
新しいファンが見ても面白い。
劇場の大スクリーンで観る価値のある作品だった。



途中、川崎にゴジラが向かった時は、
僕の家も破壊されるかと期待したのだけど
武蔵小杉に行ってしまった。
武蔵小杉は、住みたい街ナンバー1だもんね。
そりゃゴジラだってそっちが気になるよ。
武蔵小杉のタワーマンションが
破壊されてるのは羨ましかったなぁ(笑)。

レッドタートル ある島の物語

なんか駄作の匂いがプンプンするんだけど
「ナウシカ」から全てのジブリ作品を
劇場で観た来た僕としては
今回もお金を払って観に行かねばならない。
使命感である。



見て見たら「レッドタートル」は
なかなか挑戦的な内容だった。
エンターテインメントとはほど遠い作品なので
万人が楽しめる作品では絶対ない。

アートっぽくて
高畑イズムを受け継いでいる作品ともいえる。

こういう作品を否定するつもりはないけど
ジブリブランドとしてはどうだろう?
「子供向けのいい映画を作るスタジオ」
…だったんじゃないの???

ジブリは作品を重ねる度に
ファンを落胆させている気がする。

プロフィール

なぎたけ

Author:なぎたけ
4月27日生まれ。
千葉出身。

飼い猫の名は、
板東ツナ三郎&ウメ。

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