「アンナチュラル」は野木亜紀子の代表作になる

一流と呼ばれる脚本家には
キーポイントと呼べる作品がある。

三谷幸喜の「王様のレストラン」だったり
古沢良太の「リーガル・ハイ」だったり…。
その後の方向性を示せるような
存在感のある作品…。

「アンナチュラル」は野木亜紀子にとって
そんな作品になるだろう。

もちろん今までだって、
「重版出来!」は評価されていたし
「逃げ恥」だって、大人気ドラマになったけど
あくまでも原作ありきの作品で
「代表作」と呼ぶにはやっぱり抵抗がある。

オリジナルで評価されてこそ
脚本家としての存在価値があるワケで
「代表作」とはそういうものだ。

たぶん、本人もそれは当然自覚していて
それだけに気合の入った作品に仕上げている。
早くも続編まで視野に入れていいんじゃないかな。



そもそも野木亜紀子は、
『さよならロビンソンクルーソー』で
2010年の第22回フジテレビヤングシナリオ大賞で
脚本家デビューしている。

なので「ラッキーセブン」、「主に泣いてます」と
当初はフジテレビのドラマを書いていたのだが
「ラッキーセブン」の続編を
井上由美子が担当したくらいから
関係がおかしくなっちゃったのか…。
その後はすっかりTBSの人になってしまった。

せっかく発掘したダイヤを簡単に手放しちゃって…。
全くフジテレビは何をしているのやらだよ。

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やすらぎの刻

「やすらぎの郷」の続編が発表になった。
しかも1年という長期ドラマ。

ずいぶんと冒険に出たモノだなぁ。

「やすらぎの刻」の後半はグダグダで
見られたものじゃなかったが
更に続編とはね…。
よっぽど他に宛てがないのかな…。

じいさんの小言(説教)はもう解ったから
楽しい物語を書いて欲しいよ。



物語は、石坂浩二が演じる脚本家が
発表する当てのないシナリオを書く劇中劇。
山梨を舞台に昭和の戦中、戦後、平成を
生きた無名の夫婦の生涯を描く。

…ということなので
石坂浩二を中心とした前作のような
内容ではないようだ。

しかし、「やすらぎの郷」の中では亡くなった
八千草薫さんを再び起用するとはね。
87歳だよ。

あんまりムリさせないで欲しいなぁ。



BG~身辺警護人~

キムタクのドラマ「BG」の
初回視聴率は15.7%だった。

嵐・松本潤の「99.9」が15.1だったので
なんとか面目は保つことが出来た。
今期ドラマではトップの視聴率。
つまり、主演としての期待値は
まだあるということだ。

ただ演技については、
やっぱりいつもの木村拓哉。

スターだし、ワンパターンでも
まぁいいかとも思うけど
そのワンパターンの演技に
魅力がないんだよなぁ。
登場人物を好きになれない。
だから、感情移入も出来ない。

45歳ともなれば
そろそろ演技に味が出てきてもいいんだけど…。


井上由美子の脚本もなんか空回り。
豪華な出演者も上手く使いまわせてない。
個性のある人物達にそれぞれに見せ場があれば
面白くなりそうなのにね。

せっかくの初回視聴率が今後心配だな…。

アンナチュラル

野木亜紀子といえば原作モノだ。

「空飛ぶ広報室」、「重版出来!」
「逃げ恥~」、「図書館戦争」…等
原作の意味を完璧に咀嚼した上で
その魅力を120%引きだした作品にしてしまう。
原作モノを扱わせたら
この人の右に出る人は居ない。

そんな中、「アンナチュラル」は
久々のオリジナル作品である。
それだけに、1年もの準備期間を得た今作は
そうとう力が入っていた。


物語は、三角関係のもつれからの毒殺では
…という当初の流れから
サウジアラビアで、マーズコロナウイルスに
感染していたことが判明して
恋人(山口紗弥加)の疑いが晴れました
…って、普通ならこれで終わりだ。
野木亜紀子も最初はそういうプロットで
考えてたんじゃないかな。

でもそれじゃ、ありきたりだし
物足りない。

そこで、残された家族への批判から
実は彼自身も被害者だったという
更にもう一歩新しい展開へと広げていった。

それによって、恋人の人物像も
より深く魅力的になった。


何重構造にも物語を重ね合わせている上に
ミコト(石原さとみ)の結婚や家庭事情の話もあったりして
あれもこれもと盛り込み過ぎな気もしたけど
それでも野木亜紀子なら
最後までこのまま走り切ってくれるだろね。

コンフィデンスマンJP

古沢良太について書いたのでもう一つ。
既に昨年の話ではあるのだけど
このブログで触れていなかったので…。

4月からのフジテレビ月9「コンフィデンスマンJP」が
昨年12月に発表になった。

主役は長澤まさみ、脚本は古沢良太の
詐欺師たちの痛快コメディだ。

脚本の古沢良太は
2015年の「デート」以来のドラマだ。
もうちょっと書いてくれよと思うけど
これだけ待たせたからには期待せずにいられない。
長澤まさみと古沢良太の組み合わせも初だ。

月9は低視聴率でいろいろ言われているけど
そもそも若者相手にして視聴率を取るのが難しい時代。
古沢良太には、数字以上のモノを期待してしまう。



今期はドラマ、何を見る?【2018冬】

僕は、ドラマを選ぶ時
出演者より制作スタッフを重視する。
そんな僕が今期観るドラマはコレだ。

『anone』
「Mother」「Woman」に続く
坂元裕二脚本の日テレ第3弾。
重いのは苦手なんだけど
「最高の離婚」以来の瑛太に
小林聡美、阿部サダヲと
キャストは僕好み。


『漫画みたいにいかない。』
バラエティー番組の放送作家
オークラのオリジナル脚本。
オークラは、バカリズムの
「素敵な選TAXI」、「黒い十人の女」にも
脚本補助の立場として参加していた作家。
出演は東京03。


『アンナチュラル』
野木亜紀子のオリジナルミステリー。
野木亜紀子といえば、原作モノを
映像化する能力が評価されているが
今回はオリジナル作品。
「ラッキーセブン」以来なのかな。



『「オー・マイ・ジャンプ!~少年ジャンプが地球を救う~」』
これはどうなんだろね…。
ジャンプ黄金期世代としては
見てみようというという感じ。



『BG~身辺警護人~』
木村拓哉「アイムホーム」以来の
テレ朝ドラマ。
順番的にはフジテレビなんだけどね…。
脚本は井上由美子。
キムタクとは「GOOD LUCK!!」
「エンジン」に続き、13年ぶり3度目。

風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇~

三谷幸喜が「真田丸」以来、
1年ぶりに書いたドラマ。
杉田玄白と、前野良沢が
『解体新書』を翻訳した物語だ。

歴史に疎い僕は、杉田玄白は知ってるけど
前野良沢は聞いたことがない。
…というのも『解体新書』に
前野良沢の名前はクレジットされていないから。
…と、いかにも三谷幸喜の好きな歴史の裏舞台に
潜んでしまった人物の物語である。


そんな中、僕が注目してしまうのは
40代の3人の役者だ。

杉田玄白を演じたのは新納慎也。
杉田玄白はこの物語の中心である。
舞台経験は豊富で
三谷作品にも何作か出演しているが
映像でのこの役は大抜擢といってもいい。

そして、中川淳庵の村上新悟。
「真田丸」の直江兼続以来、
仕事の幅が広がって
映像でも度々見るようになった。
まだまだ引き出しはありそうだ。

更に、桂川甫周の迫田孝也。
「ザ・マジックアワー」のオーディション以来
「ステキな金縛り」、「清須会議」、
「酒と涙とジキルとハイド」と来て
「真田丸」では大きな役を任された。
(「酒と涙と~」では愛之助とも共演している)
最近、よく見るようになったが
もっと売れてもよさそう。


こんな脂の乗った40代3人の芝居を
受け止められるのも
片岡愛之助の受けの芝居があってこそ。

最も華のある片岡愛之助が
影に回ることで3人を引き立たせている。

とても見応えのあるいいドラマだった。


2017ドラマベスト3~後篇

前回の続きで
今回は、2017年ドラマのベスト3です。



「ひよっこ」


もうこれはダントツだった。
朝ドラが終わって淋しかったのは
「あまちゃん」以来だ。

誰かモデルが居る話でもないし
何かを目指している話でもない。
何度も書いてるけど、
それでいて悪いヤツ(敵)も
一切出てこない。

企画会議でドラマを説明する時に
「刑務所で知り合ったおばさん達が
 結託して悪徳社長をやっつける話」
…とか言えば、なんとなく面白そうだし
簡単に概要も伝わる。

でもさ「お父さんの代わりに
 田舎から出てきた女の子が
 東京で普通の幸せをつかむ話」
…とか言われても
面白そうな感じがしない。

それがいいとか悪いとかじゃなくて
「敵を作る」というのは、目的が明確になるし
話として作りやすいんだよ。

逆に、敵も目的もない話というのは難しいし
その難しいテーマを見事に作り上げた
「ひよっこ」は素晴らしい。



「架空OL日記」


考えてみたら去年もバカリズムの「黒い十人の女」を
選んじゃってるんだよね。
でも本当に楽しくて、
待ち遠しく見ていたのだから嘘は付けない。
もう好みとしかいいようがないだろう。
これ以外にも今年のバカリズムは、「住住」
FNS27時間の2本の脚本を精力的に書いているが
結局全部、好きだもんね。

「OL日記」は続き書いてくれないかなぁ。



「石つぶて」


最後の1本は「石つぶて」。
これはWOWOWのドラマです。
3本のウチ1本が深夜ドラマで
もう1本がBSってどうなんだ?
…と言われてしまうけど
これは本当によく出来ていてるんだよね。
DVDが出たら、ぜひレンタルして欲しい。

「空飛ぶタイヤ」とかはスポンサー的にムリにしても
「下町ロケット」だってWOWOWが4年も先だし
面白い原作をWOWOWは率先してドラマ化してる。

地上波は何してるの?…と言われても仕方ない。

地上波がもっと面白いドラマを企画してるなら

何も言わないけど、そんな発信力もない…。

そろそろキャスト先行のドラマ作りは
考えた方がいい。
どうせ豪華キャストでも視聴率取れないんだから。




ちなみに以下は、視聴率の年間ベスト3です。

ドクターX  20.87%
コード・ブルー 3rd  14.78 
A LIFE  14.55% 






そろそろ、古沢良太のドラマ見たいよ。

2017ドラマベスト3~前篇

毎年、やってる私的な年間ベスト3です。


去年に引き続いて
今年もドラマは豊作だったと
言ってもいいんじゃないかな。
今年も大いに悩んだ。

点数でいうなら80点を超えた
作品がたくさんあったと思う。

じゃあ、何を基準で選ぶかというと
どれだけ続きを楽しみに
見ていたかだと思う。

あくまで私的な好みだけで選んじゃってるので
それをどうこう言われても
僕の好みでしかない
…ということで許して欲しい。


まずは、ベスト3から漏れた作品から…。


「カルテット」

とても話題にもなったドラマだけど
僕の好きな「最高の離婚」と
「問題のあるレストラン」ほどではなかった。
2作品に比べると、そこまで気持ちが
動かなかった。
あと、たくさん謎を作って
小出しにしていくことで興味を持たせる
物語構成はあんまり好きじゃないんだよね。


「リバース」

全編上手く構成されていた物語では
あったけど、最後が締まらない感じで
満足度は下がっちゃったかなぁ。


「CRISIS」

「奥様は~」に比べたら全然良かったんだけど
もうちょっと全体を通して
大きなストーリーが欲しかったかなぁ。
いろんな要素がぶつ切りで並べられてた感じ。


「アキラとあきら」

WOWOWの池井戸潤ドラマ。
池井戸作品らしいと言えばそうなんだけど
前に見たような話が多くて
もうちょっとなんか欲しいと思っちゃった。


「陸王」

これは、年が年ならベスト3にも選んでる。
ただ「アキラとあきら」と同じで
新鮮味という点ではちょっとなぁ…。


「監獄のお姫さま」

面白かったんだけど
そこまでのめり込むほどでもなく
割と淡々と楽しんでた感じ。
最後も驚くような展開もなかったし。


選んでみたらTBS4本、フジ1本。
モロに好みが出たなぁ。



ベスト3は次回に続きます。

ちなみに期待外れのワースト3は
「小さな巨人」
「やすらぎの郷」
「奥様は取扱い注意」

理由は過去のブログにも書いたので
ここに書きません。

陸王 #最終回

これだけ安心して見てられるドラマも珍しい。
絶対ハッピーエンドで、
スッキリさせてくれるんだから。

こはぜ屋も、茂木も、復活を果たして
勝つのは解っているのに
それでも楽しみにみてしまう池井戸マジック。

いろいろワンパターンとか言われるけど
こういうドラマも大事だよ。
3ヶ月間、楽しませて貰ったなぁ。



最後に、こはぜ屋はメインバンクを
東京中央銀行に移行していたね。
池井戸潤ファンならお馴染の東京中央銀行。
なぜなら半沢直樹の務めてる銀行だから…。

東京中央銀行は、産業中央銀行と東京第一銀行という
二つの都市銀行が合併してできたメガバンクという設定で、
「アキラとあきら」の主役二人も半沢直樹も
合併前の産業中央銀行に入行している。

ちなみに、もう一方の東京第一銀行には
「花咲舞が黙ってない」の花咲舞と相馬健が勤務している。

なので、今はみんな産業中央銀行に
務めているのです。
そろそろ次は、産業中央銀行の続きを

ドラマ化して欲しいんだけど…(笑)。


プロフィール

なぎたけ

Author:なぎたけ
4月27日生まれ。
千葉出身。

飼い猫の名は、
板東ツナ三郎&ウメ。

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