しくじり先生「高橋名人」

しくじり先生は「高橋名人」だった。

ゲームが下手なことを騙してた先生なワケなんだけど
子供の目は誤魔化せても
当時、既に中学生だった僕らには
バレバレだった。

ハドソンの一社員だったことも
16連射しか出来ないヘタクソだったことも
本当の名人は毛利名人だったことも
逮捕されていないことも
ぜんぶ知っていた。

名人が大ブームになったは、その人柄もあったと思う。
社長が名人に抜擢したのも
その人柄によるところが大きかったんじゃないかな。



さて、僕は高橋名人に会ったことがある。
僕が中学2年の時だから30年くらい前の話で
まさに名人ブーム真っ只中の頃だ。

その日は、確か体育祭が日曜にあった翌日で
振替え休日だったように思う。
(つまり世間的には平日だ)
今となってはなぜか覚えてないが
僕と友人は、勢い余って
「ちょっとハドソンに行ってみよう」という事になったのだ。

なんだそれ?…て感じの話なんだけど
中学生なんて何も考えずに動く生き物なのである。

といっても場所がどこだかわからない。
ハドソン東京支社の住所を見ると「新宿区」と書いてある。
…ってことは、とりあえず新宿に行けばいいんじゃないか
ということになった。

「若さ」とはホントに恐ろしい…(笑)。

千葉に住んでいた僕らは、新宿目指して
千葉駅から各駅停車の総武線に乗った。
新宿に行くのに各駅停車に乗っちゃうこと事体
ちょっと間違ってるんだけど
(行かない事はないが…)
これが後に大正解になるのだから
大きな運命を感じずにはいられない。

僕らは、走ってる電車の窓から
たまたま札幌の時計台をモチーフとしたハドソン東京支社を
発見してしまったのだ。
ホントにたまたま。
僕らは急いで次の市ヶ谷駅で降りた。

そう、ハドソンは新宿ではなくて市ヶ谷だったのだ。
普通ならたどり着くことすら出来ないハズが
奇跡的に辿りついてしまったのだ。
当時は別になんとも思わなかったけど
今よくよく考えてみるとスゴイ話だと思う。

浮かれた僕らは何も考えずに
ハドソンのビル内へと入って行った。
普通の企業ならつまみ出されるところだが
そこはさすがはハドソンで
受け付けのお姉さんが優しく対応してくれた上に
ハドソンのグッズまでプレゼントしてくれたのだ。
たぶん、当時はこんな風に子供が訪ねてくることも
珍しいことではなかったんだと思う。

そして、その直後だ。
ビルを出たところでついに僕らは高橋名人に遭遇する。
カメラマンが一緒にいたので
名人は何か取材を受けていたのだろう。

僕らは急いでコンビニでノートを買い
名人が一人になるのを待ってサインをもらったのだ。
今といっしょで本当にファンを大事にする素敵な人だった。



もうハドソン東京支社はないけど
今でも総武線で市ヶ谷の前を通ると
あの時のことを思い出す。
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なぎたけ

Author:なぎたけ
4月27日生まれ。
千葉出身。

飼い猫の名は、
板東ツナ三郎&ウメ。

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